アクアガラスコート

住まいをキレイに長持ち。新時代の無機質塗料です。

液体ガラスコーディング材「アクアガラスコート」について

アクアガラスコートとは?

ガラスには硬質性や透明性をはじめ、耐候性、耐酸性、耐摩性、防水性、防カビ性、防虫性、耐錆性、絶縁性、帯電防止など、さまざまな特製があることは良く知られています。しかし、一般的にガラスは高温による溶解によって成型加工されるものであるため、建築資材としての利用には用途が限られていました。
「アクアガラスコート」は、このガラス本来の特性を幅広く建物に利用することを目的として、早稲田大学の森実敏倫教授が開発した液体ガラス(常温ガラス)です。ガラスを液体化させ、その液体を各種の基材に塗ることで常温のままで硬質化し、密着性に優れた高耐久の非晶質ガラス膜を形成します。
驚きのアクアがラスコート効果をご覧ください。

各種と料の促進耐候性試験結果

各種と料の促進耐候性試験結果

特性の違う4つのタイプ

「アクアガラスコート」には特性の違う4タイプの液剤があり、施工用途や下地材の状況などで適合するものを選定して使用します。
※液剤の選定や施工に関しては、販売元の責任施工により販売されます。

アクアガラスコートA,アクアガラスコートB

第1の特徴 木材に塗るだけで水を吸わなくなり、腐りにくくなる

アクアガラスコートAまたはBを木材に塗布すると、常温で生成されるガラス膜が木材への水分や汚れの侵害を防ぎ、木材そのものを腐りにくくする効果があります。
しかも、その膜質は環境上の汚染が懸念される有機成分を一切含まない完全な無機質で、ガラス本来の持つ特性をそのまま膜の特性として再現することが可能です。
※生木には施工できません。

木材の吸水試験

各種と料の促進耐候性試験結果

アクアガラスコート塗布木材と無塗布木材に、それぞれ同分量の水をかけます。

20分後、無塗布木材だけが水を完全に吸収しています。

第2の特徴 塗るだけでサイディング材がよみがえる!

経年劣化による色あせなどで塗装研修が必要となったサイディングも、アクアガラスコートAまたはBを塗布することで形成されるガラス膜が、色の深さやつやをよみがえらせます。
外壁サイディング以外にも、屋根やサッシにも塗布が可能です。

サイディング 塗布例

色あせたサイディング材に、通常の塗装修繕工事を施しても、色合いがベタ塗りの1色になり、新品時には程遠い仕上がりになります。

サイディング 塗布例1

上と同じ色あせたサイディング材にアクアガラスコートを塗布すると、色合いや光沢が新品のようによみがえり、サッシまで見違えるように美しくなります。

サイディング 塗布例1

第3の特徴 塗るだけで多種にわたる素材に利用できる!

アクアガラスコートは常温で硬化する液体ガラスであるため、自然石や金属、紙、繊維など多種多様な素材に塗布が可能です。
また、塗布後は素材によりさまざまな効果が得られますが、これらは長期に渡りその効果を発揮します。

ボンタイル 塗布例

古くなり、チョーキングを起こしているボンタイルも、アクアガラスコートを塗布すると、
色合いと光沢がよみがえり、塗膜が強化されます。

サイディング 塗布例1

御影石 塗布例

サイディング 塗布例1

無塗布 :バーナー仕上げの表面はざらざらで白褐色です。

A塗布 :Aを塗布すると、色がやや濃くなるも、時間が経つと落ち着きます。

B塗布 :Bを塗布すると、色が深くなり、表面に被膜を形成し、完全防水になります。

モルタル版の吸水試験

サイディング 塗布例1

無塗布モルタル版が水を吸収し、塗布モルタル版が水を弾いています。

コーティング対象物と効果の一覧表

コーディング対象物 効果
耐候性、防錆性、耐酸性、耐摩耗性、絶縁性
アルミニウム 耐候性、耐酸性、耐摩耗性、絶縁性、遠赤外線放射
ステンレス 耐候性、高温耐酸性、帯電防止
塗装面 耐候性、高温耐酸性、防カビ性、帯電防止
セメント 防水性、防カビ性、耐酸性、耐摩耗性、クラック防止
※セメントの室によってはコーティングに向かない場合もあります。
木材 防水・保湿性、防虫性、硬質化、準不燃
※生木にはコーティングできません。
紙・繊維 防水・保湿性、防虫性、硬質化、遠赤外線放射
石材・タイル 防水性、防カビ性、硬質化、耐酸性、耐摩耗性、クラック防止
耐火物 耐熱性、熔解金属離型性、遠赤外線放射

A・Bの違いについて

A:サラサラした液剤で浸透性に優れており、完全硬化後は落ち着いたツヤに仕上がります。

B:2液混合タイプで粘性があり、速乾性に優れています。被膜性が高くツヤのある光沢が特徴です。

アクアガラスコートMG

木材などに塗るだけで燃えにくくなる!

アクアガラスコートMGは難熱性に特化した液体ガラスコーティング剤です。
木材などの天然素材に噴霧または侵清するだけで、難熱性に変えることができ”新世代の防火難熱剤”として注目されています。
また、無色透明で無公害の水溶性なので、処理したものを廃棄物として燃やしても人体に影響を及ぼす有害ガスが発生しません。
噴霧した木材などに変質・変色が起こりにくいため、貴重な文化財などにも使用されています。
さらに、紫外線や気温によって難熱硬化が損なわれることがないので、雨水にあたらなければ長期にわたり優れた防火硬化が持続することも大きなポイントです。

木材の燃焼試験

アクアガラスコートMGの木材の燃焼実験

無塗布木材、塗布木材それぞれに同分量の可燃剤をかけます。

アクアガラスコートMGの木材の燃焼実験

それぞれに着火します。

アクアガラスコートMGの木材の燃焼実験

燃焼がはじまります。

アクアガラスコートMGの木材の燃焼実験

無塗布木材は激しく燃焼しています。

アクアガラスコートMGの木材の燃焼実験

一方、塗布木材は可燃物のみ燃焼しています。

アクアガラスコートMGの木材の燃焼実験

燃焼が終わり、無塗布木材は完全に焼け落ちました。

アクアガラスコートCS

コンクリートやモルタルに塗るだけで強度・防水性がUP!

アクアガラスコートCSは、コンクリートやモルタルへの施工に特化した
液体ガラスコーティング剤です。
コンクリートやモルタルは酸に弱く、水や空気の侵入により中の鉄筋がさびることがあります。
しかし、CSを塗布すると強度・防水性が大幅にUPし、水の浸透や空気の接触がなくなることで、酸化を防ぎ中性化を阻止します。
一度化学変化を起こしたものは長期に渡り効果を発揮するので、施工時間が経過し酸化がすすんでいる場合も、決定的な弊害が起こる前に中性化を抑えることが可能です。
また、天然大理石や自然石の中性化を抑えることもできます。

木材の燃焼試験

アクアガラスコートCSの木材の燃焼試験1

それぞれに同分量の水を入れます。

アクアガラスコートCSの木材の燃焼試験2

10分後、無塗布モルタル板の方に水が浸透。

アクアガラスコートCSの木材の燃焼試験3

無塗布モルタル板の裏面まで浸透しているのがわかりますが、
塗布モルタル板の裏面には全く浸透していません。

モルタル版の強度試験

アクアガラスコートCSのモルタル版の強度試験

無塗布モルタル版に圧縮レンガ5個(約18kg)をのせると破壊しました。
塗布モルタル板に同重量のレンガをのせても破壊しません。
さらに圧縮レンガ8個(約30kg)をのせても破壊しません。